困った病気になっちゃったひとりぼっちな人のために


by ombres
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決戦は水曜日

朝から首都高は事故渋滞。イライラするが、「ああ、もうこの通勤ともしばらくお別れだわねえ」と思うと、渋滞すらも愛しく思えて…きません。

全支社テレビ電話でつないで、全マネージャーの臨時ミーティング。
一体何だろう?と集まったみなさんに、

「私はガンでして、しばらく治療に専念するためお休みします。調子見ながら在宅でできる事やります。色々サポートお願いする事もあるかと思いますが、よろしくお願いします」

…シーン。
そりゃ、そうだよ。私だってシーンとしちゃうよ。どーリアクションすればいいのさ?って感じ。

しかも追い討ちをかけるように、

「『5S活動』は皆さんもよくご存知かと思いますが、健康管理のためには『3S』という言葉があります。3Sとは、『食事』『睡眠』『ストレスコントロール』これら3つのSで、しっかり自分の健康管理をしなければなりません。健康管理は社会人としての勤めです。あと、自分の保険を見直して、とりあえずガン治療はお金かかるので、ガン保険は入っておいたほうがいいです」

と、さっき思いついたでまかせ説教から保険のおばちゃん化。

「ああ、このままでは、もし復職できなかったら、皆の記憶の中で私は最後まで『説教ババア』か『保険のおばちゃん』…」とか思いつつも、一度走り出したら止まらない。笑っていいんだか真面目な顔していんだか困り果てる皆さん。明るい雰囲気で終了。メールが来たり、個別に励まされたり。優しい人達。でも、皆、ショックだった様子。そりゃそうだよ。だからイヤだったのに。

でも、若い人にとって、人生には色々あるって、良い経験になればいい。これからも、家族や知り合いの死、病気など、どうしようもない事に直面していかなければならなくなる。その回数が多いほど、悲しいけど、人は慣れる生き物。そして、乗り越え方や自分の中での折り合いの付け方を知る。ついでに、ガンに対する偏見もなくなればいいし。

そんな何もかも許せるような穏やかな気分で仕事していたら、また別の部のすっとぼけた人が、「10月オープンの臨時施設の現地見学、急な話なんですけど、今日の17:00からいかがですか?」って、もーさ、この人はいつも、そう。そもそも、臨時施設オープンの話も全く聞いていませんし、17:00から見学って、この暑いのにどうせ冷房も入っていない施設を、初見だからぐるぐるぐるぐる最低2時間はチェックしないといけないじゃないの?!と、眉間につい深い皺が。

…いけない。怒りがストレスになって、免疫力が落ちる。しかも、ここで「また、ふざけてんですか?」とか叱り飛ばすと、彼にとって私の最後の思い出が、「すごい怖い顔で怒られた事」になってしまうかもしれない。と、自分を戒めてニコニコ参加。

ガンパワーすごい。
発狂オバサンをも宥める。


…やはり暑苦しい施設の4階。
ヨロヨロとレ・ミゼラブル気分で歩いていると、開けた窓から夕日に反射した雲が、神々しく後光が差したように輝いているのが見えた。印象派絵画風味。

「ああ、奇跡…これが奇跡なのね。こんな所まで真面目にチェックしている私へのご褒美。私のガンは消える…」

とか、せっかく神々しい気分でイメージトレーニングしようとしたのに、T君が「ここって、消防突入口ですよねえ」とか話しかけてきてジャマされる。奇跡は難しい。



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by ombres | 2010-08-25 22:11 | 仕事のこと