困った病気になっちゃったひとりぼっちな人のために


by ombres
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脳MRI

朝、新幹線で関西へ。
業者さんとちょこっと打ち合わせを午前中にしてもらって、午後、外部クリニックで脳MRI。検査前4時間・絶食。

…「脳なのに?」

造影剤で気分悪くなっちゃう人もいるので、とのこと。お腹すきました。

造影剤を入れる前と後との撮影をする。機械が煩い。…しばらくMRIやってなかったので忘れていた、この煩さ。ヘッドフォンをしても聞こえる木魚のような「ポンポン」という音に「ジジー」「ガガー」の意味不明な騒音の三重奏。そこに「ウィーン」というモーター音のようなハーモニー。何かの共通原則を見出そうとするが、何も見つからない。でも、造影剤やると、いつもの事ながら体がジワーっと温まって、何となく気持ちよく、危うく寝そうになった。撮影自体は30分ほど。

撮影後のCDとフィルムをもらうのに1時間半から2時間くらい待つというので、クリニックのあるビルのレストランで、「ヘルシーランチ」を食べる。白身魚の湯葉巻きで、クリームソースっぽいのに、実は白味噌仕立て。ヘルシー気分一杯。デザートにキーウィのソルベまでいただいて、お茶してもまだ30分ちょっとしか経ってない(基本、時間勝負職場で身に付いた早食いなので、意識してゆっくり食べてもまだ早い)。受付に声かけて本でも読んでいようかとソファに座ると、「CDもフィルムも、もうできてます!」と呼ばれた。

うーん、早い。
早いってことは、画像診断する人が書くコメントも、細心の注意を払う必要もほとんどないので、「全く何でもない」か、「うへー、もーどーしようもない」かのどちらかと推測する。渡された封筒をズルして覗き見しようとするが、封がされているので、そのまま諦めて大学病院へ。

主治医先生のチームメンバーの先生とまず、お話。

脳MRIの結果:異常なし。
骨シンチの結果確認: 異常なし。
骨盤の両方が暗く映っている感じがしたが、骨転移はそういう出かたではないので、別の原因だろうとのこと。まあ、MRIやれば原因がよく判ると思うが、まあどーでもいいんじゃないか、という感じ。

夕方まで待って、主治医の先生とお話。今までの疑問を確認してみる。(たぶんこんな内容)

Q. まだ体力があるうちに強い薬で、再発癌を完膚なきままに叩きのめすという戦略はどうか?

A. 6年寝ていた癌なので、おそらくとてもおっとりした性格。強い薬で叩くと、一時的に小さくはなるが、全く別の性格でリバウンドして現れてくる事が多い。そうなると、癌の性格も変わっていて、スピードも速く、打つ手がなくなってしまう。癌の性格を変えてしまうような強い治療ではなく、騙し騙し、また大人しくさせるような治療が良い。

Q. 放射線で、焼いてしまうというのはどうか?

A. ダメダメ。

Q. 手術で取ってしまうのはどうか?

A. こんなに散っているので意味ない。

Q. 今まで、黄体ホルモン分泌刺激ホルモン抑制剤(LH-RHアゴニスト製剤)(リュープリン)と抗エストロゲン剤(ノルバテックス)で治療してきたが、もう閉経しているのではないか?

A. 数値を見ると、薬剤で閉経状態にしているという典型的なパターン。リュープリンを止めると、即、閉経ではなくなる。

Q. 薬剤閉経状態で、アロマターゼ阻害剤の選択はなしか?フェマーラやりたい。

A. たぶん行けると思う。使う場合は、フェマーラ。でも、リュープリンとノルバ&ゼローダの効果がある程度あったと判断するので、リュープリン&ノルバは継続。何もかも変えてしまわずに、フェマーラは後から出すカードとして、取って置いた方がよい。

Q.  ゼローダはどの程度の量を飲めばいいのか?

A.  一回2100mgX2とか。エンドキサンはたぶん100mg。

Q.  エンドキサンで、またハゲ?

A. それと判るようになる。ならない人もいる。

Q.  来週からハワイ行ってもいいでしょうか?

A. ぷっ(笑)。

データをCDでもらって、引継ぎ資料も作ってもらって、先生にもチームの皆さんにも「また遊びに来てくださいよー」と送り出してもらう。

先生、ありがとうございました。私の命は、先生に存えさせてもらったもの。先生以外に診てもらっていたら、たぶんとっくに死んでました。これからも大切にして治療に励みます。

先生は、仕事を続けなければならない私に、治療と両立できるよう、抗がん剤のペース等、色々考えてくれた。抗がん剤治療中のヅラ転職に悩んだ時には、「治療は大丈夫だから。キャリアアップになるなら、転職を諦める必要なんて全くない」と背中を押してくれた。今の私のキャリア(そんな大した物ではないけど)があるのも、先生のお陰。先生のお陰で、いつでも何とかなると気楽に生きて来られた。私は先生が大好きだし、先生の論文も大好きだし、先生を100%信頼してきた。先生に診てもらってダメなら、他のどんな先生に診てもらってもダメだろうと、鉄壁の信頼を持ち続けて治療ができたのは、本当にありがたいことだった。

出戻り病院は先生の古巣で、先生の仲良しL先生が今は部長先生。とても穏やかで優しい先生。そこは私の古巣でもあるので、他にも知っている先生や看護士さんがいる。何となく、実家に帰る気分。最初の治療は長くて面倒だったけど、ゲームをクリアしていく感じで楽しかった。今まで診ていただいていた先生と離れるのは、ちょっと不安だけど、また楽しく治療ができるといいな。L先生、よろしくお願いします。

夜は、ファラフェル。日本で美味しいファラフェルを出す店を2軒見つけた。ここと、赤坂のピタ・ザ・グレート。患者友Jさんが、偶然京都の大文字焼き見に来ていたので、久々の再会。

癌になったとき、私は現代医学を、Jさんは免疫アップやヒーリング療法を選んだ。Jさんの小さかった癌はしばらく特に暴れることもなかったのだが、徐々に大きくなり、去年、皮膚からニキビのように出てきてしまって傷となり、そこからの出血が酷くなった。貧血状態が酷いので、入院した。しかし、放射線と漢方でまた小さくなり、その状態を維持しているという。話を聞いて色々びっくり。

そんなこんなで仕事が全くできなくなっていたのが、来週から週に数回、大学教授のアシスタントのバイトに復活するという。おめでとー。彼女へのお祝いのお食事会にした。去年、彼女が入院したり大変な時に、大阪に長期出張でお見舞いにも行けなかった事が、心に痞えてもいたので。お互い元気で頑張ろうと誓い合って別れ、そのまま大阪へ。

彼女は、収入がない間、実家からの仕送りで生活しているとのことだった。

悩みは、そこ。自分で働けないと、今までの蓄えを切り崩して行くしかない。それが終わると、誰かを頼るしかない。実家に援助できる力があればいいのだけど、それが期待できない場合、自分で何とかするしかない。もしくは生活保護?

独身者は大変だよなあと思う瞬間。まあ、独身だけに限らず、お金の事は誰でも大変で切実なんだけれども。頑張って貯金しますか。

外部クリニック
MRI: 7,740円
CD-R代: 1,260円

病院
診察代(別病院への引継ぎ資料、CDも含む): 960円


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by ombres | 2010-08-17 00:00 | 検査