困った病気になっちゃったひとりぼっちな人のために


by ombres
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カテゴリ:脱毛という名の喪失( 14 )

回りが気の毒なこと

20代を過ごしたアメリカ系企業で元同僚だった友人達と、ランチ。トルコ料理。ケバブ。ラム美味しい。もう食欲100%復活。何でも美味しい。一足先に、食欲の秋が到来したのではないかと思うほど。

Pからは、彼女の地元ナショナル・麻布でご購入な私の好物のピタとかオーガニックミューズリーとか貰い、Lからは出張先のラオスでゲットしたオーガニック手編みファブリックを貰う。私は、この間の中国出張で見つけた、丁度書類が入って持ち歩けるいい感じのサイズの布バッグがお土産。その商品は、デザインも色も、布のテクスチャーも素晴らしいんですけど、ファスナーが数回で壊れたり、ポケットが2つに増えて(裂けることによって)しまったり、不思議な現象が起こるのだと説明した。私も同じので色違い買って、気に入って持ち歩いていたが、ファスナーは一度で壊れた。これでクオリティが上がれば、中国製、恐るべしになるんだけどなあ。

二人とは長い付き合いなので、「肺にできたので、来月から休んで、東京の病院に戻って別の治療法始める」と伝える。Pは最初の手術の時にお見舞いにきてくれて、坊主頭の私も見ているし、私の通院に合わせて、桜や紅葉を京都に見に行ってる。

「え、じゃあ、もう京都行かないの?また一緒に、紅葉見に行こうと思ってたのに!」

はい?
暗いリアクションじゃなかったので良かった。でも、心配だったのは、二人の共通の仲良しさんが、おととし、すい臓がんで亡くなって、去年、二人はその人の死を乗り越えるのに苦労していたこと。だから、まーた私も死んじゃうのかと、暗くなられたら困る。乳がんは遅いガンで、私は再発までに時間もかかっているし、適当にコントロールできるだろうと話した。

「ガンでも全然違うんだね」

と、二人とも安心した様子。
まあ、たぶんね。そうあることを希望。
Pは有閑マダムなので、お休みになるなら、あちこちランチに行こうよーと積極的なお誘い。


その後、皆でヨガに。
ここ数年、月に一度くらいのペースで、初心者向けのをヌルく続けてきた。でも、今年に入って、やっぱり忙しくて全く行けてなかった。しかし、カツラで参加して、もし取れたら自分は笑えるけど、回りはリアクションに困ってとっても気の毒。だから、自分でやり方をしっかり覚えて家でやろう。

カツラで回りが気の毒といえば、救命講習。
ヅラ転職してすぐ、救急救命の普及員の資格取らなきゃならなくなった。仕方なく、麹町の消防署に講習に行った。別の会社から参加していた知らない人とペアになって、1人が病人のふりして、もう1人が意識確認するという練習があった。まだあの頃は、額に手を当てて、「大丈夫ですか?」と声をかけて、病人の意識レベルを確認するというプロセスがあった。

カツラ取れたら笑えると思いながら、順番なので仕方なく病人の役で寝そべった。ペアの相手の女性は、すぐ傍に膝を付いて、私の額に手を当てた瞬間。ビビった。だって、前髪の下には額しかないはずのところに、実はカツラの縁があって、たぶんごわごわしてたから。目を閉じて病人のふりをしていたので、見えなかったが、彼女の一瞬の大きなビビリが手を通じて伝わってきた。

「ぎゃー」「ナニコレ?」とも言えず、遠慮がちに宙に浮こうとする手。
そこに「そんな遠慮しないで、しっかりおでこにつけて、病人の体温とか感じてくださいよ!」と大声で叱咤する教官。仕方なく、おずおずと額に戻る手はそれでも微妙な浮遊感。

その練習が終わった後、彼女はずっと目が泳いでいた。前髪の下の額の中途半端な位置が、一直線に出っ張ってごわごわしている人間などいない。
何なんだろう?あれ、何だったんだろう?とずっと悶々としていたに違いない。

気の毒。
だから、カツラでの救命講習はムリ。…と思っていたけど、その後、内容が変わって、もう額に手を当てたりせず、肩を叩くようになったらしい。一安心。

救命のやり方は、案外頻繁に変わるので、機会があったら、カツラでも頑張って是非講習受けて欲しい。



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by ombres | 2010-08-21 21:05 | 脱毛という名の喪失
右手中指の爪が痛い。
いつもは長くしているのを病人ライフのために5ミリくらいに短く切ったのだが、それでも痛い。パソのキーを親の仇みたいにすごい指圧で叩くので、爪が弱るとこうなってしまうのかも。仕方ないので、もっと短く切っておく。

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by ombres | 2004-02-19 00:00 | 脱毛という名の喪失
本来なら、今日、第二回目ケモだったはずだ。
しかし、U先生の診察日は、月曜日と木曜日しかない。しかも木曜は午前中しかいないために、おそらく自分が一日いる月曜日がいいと思ったのだろう。第二回ケモは、来週の月曜日になった。

ところで、ケモから3週間たつと、たとえば、お通じが自力で毎日すっきり出るようになるとか、口内炎が治るとか、皮膚のブツブツが治まるとか、打ちのめされた状態から、かなり人間っぽく復活してくる。しかし、髪はすっきりと抜け落ちている。

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by ombres | 2004-02-18 00:00 | 脱毛という名の喪失
抜け毛、絶好調。
短くしたのが功を奏してビジュアルショックはないのだが、5ミリ短毛があちこちにチクチク刺さって痛いかも…。しまった。人生において、こんなに髪を短くしたことがなかったから、短毛によってこのような現象が発生するとは予想できなかった。

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by ombres | 2004-02-17 00:00 | 脱毛という名の喪失
昨日の坊主頭化が祟ってか、本日は風邪ぎみ。こんなに坊主頭が寒いとは知らなかった。

Cからの着信を面倒なので拒否していたら、メールが来る。自分のお婆ちゃんがガンだったこと。私が危惧している「ハゲ化」なんて抗がん剤の副作用の中では「ヘ」でもなく、毎回吐き気に壮絶に苦しみ、もう何も食べられず、やつれて衰えていった事。まるでこの世の終わりみたいだった事。…などが、暗く延々と語られている。

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by ombres | 2004-02-14 00:00 | 脱毛という名の喪失
骨転移の有無を検査するため、2時間かけて病院に行く。
10時にアイソトープを注射してもらってから、2~3時間待つ必要があるので、その後13:15より検査…ってその間、何をしてろと? 

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by ombres | 2004-02-13 00:00 | 脱毛という名の喪失
体験記などによると、抗がん剤投与から1~2週間後くらいの入浴時などに、抜け毛がいきなり始まった。…というケースが多いようだ。

丁度2週間たった。
入浴時はそうでもないが、夜、地肌がチリチリ痛くて、抜け毛が激しくなってきた。吐き気などの副作用がなかったので、抗がん剤が効いてるのか不安でもあった。抜け毛があるということは、少しは効果があったんだろう。ああ、よかった。ありがとう>抜け毛

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by ombres | 2004-02-11 00:00 | 脱毛という名の喪失
P病院で、採血とエコー。

抗がん剤効果の目安にしようとしていたのは巨大な胸しこりではなく、脇のリンパ転移の小さなしこりだった。
小さいって言っても、1.6センチあるんだけど、それは今回2.1になっていた。ナニそれ? 

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by ombres | 2004-02-10 00:00 | 脱毛という名の喪失
先週辺りから、顔が酷いことになっている。
いや、今更造作の話ではなくて、ニキビというのか吹き出物というのか、顔の下の方にブツブツと出てきている。今日、明日あたりが骨髄抑制の底値の日らしいので、これも白血球減少の副作用なのか?

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by ombres | 2004-02-09 00:00 | 脱毛という名の喪失
お昼頃、清々しく猫に起こされて目覚める。
今日もいい天気で、気分がいい。野菜をたっぶり入れた雑炊。山盛りフルーツとアロエヨーグルトを食べる。晩御飯は、海草と小魚とトマトと豆腐のサラダ、にんじんとレンコンと椎茸のチラシ寿司、ゴマと生姜を入れたとろろ昆布汁、柚子大根の一夜漬け(自作)、青汁のグレープフルーツジュース割り。

…以前からいつもこんな食事だったのだから非常に健康的だと思うのに、何でガンになんてなったのだろうか? いや、食事が良かったから、まだこうして元気なのかもしれない。と、思い直して青汁を飲み干す。 

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by ombres | 2004-02-08 00:00 | 脱毛という名の喪失