困った病気になっちゃったひとりぼっちな人のために


by ombres
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君、切りたもうことなかれ(3)

午前中、P病院に電話して翌日の予約。
そして、市立病院に手術の延期のお願いと、セカンドオピニオン用の資料を借りに行った。手術を延期して欲しいと告げると、先生は、「え、なんで?」と。

「その日、生理になっちゃうんで、あとセカンドオピニ…」
「生理でも、そんなのちゃんと看護士がやるから大丈夫だよ」(不機嫌)



ここで、先生が、「あ、そうか」と少しでも話を聞いてくれる素振りを見せてくれたら、自分はそのままその病院で手術を受けていたかもしれない。乳切られて、下半身にも管入れられて、おまけに生理だなんて、もう我慢ならない姿だ。どうして男には判らないのだろう?いや、看護士さんにも判らなかったようだ。「大丈夫ですよ」なんて言っている。

ダメだ。先生や看護士さんにとっては、毎週一回、One of themの手術なんだろうけど、わたしにとってはThe only oneで、しかもThe first oneなのだ。しかも、どうせ私は進行ガンで、一週間手術を伸ばしたって、今更命に関わるとかいう次元の問題じゃないんだから、人生で最も気分も体調も悪い生理の日だけはイヤだ。

B先生の所に行くと言うと、先生は一瞬脱力したようだった。「写真返してもらってくださいよ。先入観を与えたくないけど、あそこは患者さんにはいいかもしれないけど、そういうところがガサツなんですよ」

患者さんにいいなら、それでいい。
…ふと思ったのだが、私が自分でお金を払った私の写真の所有権が病院にあるのは、どういう訳だろうか? 病院はカルテなどの保管義務があるのだろう。でも、所有権は私であって、病院にはあるとしたら使用の権利のような物があるだけではないのか?ローン組んでる車の車検証を見て欲しい。所有者はディーラーで、持ち主は「使用者」になっているはずだ。支払いが完済されないと、所有権は解除されない。ドライバーが「自分の車」と呼んでいるだけで、実際は「ディーラーの車」なのだ。病院は私のレントゲン写真にお金を払ってもいない。なのに権利を主張するとは、何たる事か?しかも、それが当たり前のようになってしまっている。日本の医療の問題点をここでも発見した気分になった。まあ、どうでもいいけど。

病院から直接仕事に行く予定だったのが、貸してもらったマンモグラフィー写真が巨大で、しかもデカデカと「乳」なんて書いてあるので、さすがにコレ持って都内を電車で歩き回るのはどうかと思い、一度家に戻って置いてから行った。

さて、明日、P病院に行かねばならない。その後の予定も判らない。いきなり有休モードで大至急アシスタントさん達にトレーニングする。帰りがすっかり遅くなってしまった。

病気は別に仕方ないからサダメか…と思ってればいいんだけど、こうやって回りに迷惑かけたりするのがマジでイヤだなあと思う。 自分のサダメを他人に押し付けてるみたいで、何だかなあ。

日差しに春の気配を感じた。何が起きても季節はちゃんと巡ってくる。
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by ombres | 2004-01-21 00:00 | 君、切りたもうことなかれ